新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で13日、新たに2人の死亡と、10歳未満~80代の男女308人の感染が確認された。うち172人の感染経路が不明。1日当たりの新規感染者数が300人を上回ったのは2日ぶり。
横浜市は、市内在住の40代男性の死亡を発表。男性は10日に陽性が判明し、軽症のため自宅療養していたが、15日に血中酸素飽和度が下がったため医療機関に入院していた。高脂血症の基礎疾患があった。
また、これまで入所者3人の陽性が判明していた同市内の特別養護老人ホームで新たに入所者4人の感染が分かり、市はクラスター(感染者集団)が発生したと認定した。
川崎市は、宮前区の70代男性が死亡したと発表した。男性は6月7日に息苦しさや体の痛みを訴え、市内の病院で陽性が判明。その後入院していたが、7月13日に死亡した。
また同市は、にじいろ保育園武蔵中原(中原区)で関係者が陽性となったため、当面の間、臨時休園すると発表した。
相模原市では、中央区の市立青葉小学校で児童4人の感染が判明。既に陽性と判明していた教諭1人、児童1人と合わせて感染者は計6名となり、市はクラスターと認定した。同小は14日から休校措置を取る。
藤沢市では、市内医療機関で60代~80代の入院患者男女6人の感染が確認された。市はクラスターが発生したとみて、接触者などを調べている。
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湘南藤沢徳洲会病院(藤沢市)は13日、12日までに患者10人、職員2人計12人の陽性が判明したとホームページで公表した。一部病棟を閉鎖しているため、不急の手術を延期する場合があるとしている。
13日神奈川、2人死亡308人感染 相模原市立小が休校へ
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7月13日現在の県内市町村別感染者数 [写真番号:698364]