昨秋にニュージーランドの中学生や高校生とインターネットを介して交流した厚木市立北小学校(同市山際)の児童約100人が28日、お礼の手紙を書いた。今夏に東京五輪が開かれることから「ぜひ日本に来てください」と来日を呼び掛けるなど、子どもたちは思い思いにメッセージを考えた。
同小の5年生65人は昨年11月、同国ハット市のワイヌイオマタインターメディエイト校(中学校)、ワイヌイオマタハイスクール(高校)とオンラインで交流し、互いの国の文化を学び合った。
手紙は交流のお礼にと昼休みに開かれる自由参加講座「北っ子じゅく」で企画され、1~6年生約100人が色鉛筆などを持参して集まった。
東京五輪で市が同国のホストタウンになっていることもあり、児童は「オリンピック、パラリンピック頑張ってください」と応援したり、「日本に来たらすしを食べて」と日本のおすすめを教えたりする内容をしたためた。中には「Dear New Zealanders」と英文に挑む低学年生も。ラグビー強豪国にちなみ、3年の女児はカラフルなラグビーボールを描いていた。
手紙は完成し次第、各校に郵送する予定。山田淳司校長は「世界とつながっているという感覚を身に付けてほしい」と期待した。