台風19号、各地で記録更新
大型で強い勢力を保ったまま伊豆半島に上陸した台風19号は、関東や東北に記録的な豪雨をもたらした。県内では初の大雨特別警報が出された県西部の13市町村を中心に雨量がかさみ、箱根町の降り始めからの総降水量は千ミリ超と全国最多を記録。東部や沿岸部の雨量は比較的少なかったものの、横浜市中区で10月の観測史上最大となる最大瞬間風速43・8メートルの暴風が吹くなど各地で猛威を振るった。
気象庁によると、台風19号は6日に南鳥島近海で発生した。マリアナ諸島を西に進みながら、7日に大型で猛烈な台風となった。
上陸は12日午後7時前。だが県内では、活発な雨雲の影響で接近前から激しい雨が降り、大雨警報の発表段階より崖崩れなどの恐れが高まった場合に出される土砂災害警戒情報(警戒レベル4相当)が同日朝以降、21市町村に発表された。