横浜FC:成長感じる勝ち点1/千葉戦から
横浜FC | 神奈川新聞 | 2011年6月20日(月) 00:03
「勝ち点3が取れた試合」と悔しさをにじませた岸野監督。しかし前節まで首位の千葉との引き分けは、チームの確かな成長を感じさせるものだった。
千葉の204センチFWオーロイを中野、朴台洪の両センターバックが徹底マーク。脅威だったポストプレーからのゴールは、ついに許さなかった。中野は「マークの仕方とか、みんなで一つずつ擦り合わせながらやってきた。ボランチとの関係はすごくいい」と話す。
また、課題にしてきた先制されてからの戦いも落ち着いていた。「自分たちのサッカーをすれば勝てると分かってきている」とMF佐藤は力強い。
後半41分の同点弾は、ゴールエリア左でMF藤田祥が上げたクロスをFW西田が落とし、最後はFWカイオが決めた。カイオは「相手が守りに入るなかで決め切れた。自分としては勝てた試合という感触」とうなずいた。
「いままでなら押し切られる試合。戦術も意識も、机上のものだったのが実際にできてきた」と岸野監督。成長を予感させる勝ち点1だった。
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