サッカーJ2の横浜FCの選手やコーチらによる巡回指導が7日、三浦市内の小学校で始まった。子どもたちは元気いっぱいにサッカーを楽しみ、校庭には歓声が響いた。
横浜FCが地域貢献の一環で2003年度から始めた取り組みで、市内の事業者などが資金面で支援。初日は、市立旭小学校と市立南下浦小学校で行われた。
南下浦小では4、5年生計約40人が参加。横浜FCの女子チームで、プレナスなでしこリーグ2部ニッパツ横浜FCシーガルズのディフェンダー田中景子さん(30)とチームスタッフの笠井祐介さん(25)がコーチを務めた。
子どもたちはグループに分かれてシュートでコーンを倒す練習などを体験。田中さんから「ドリブルする時はボールをやさしく触って、体のそばに」などのアドバイスを受けた。最後に田中さんや笠井さんも参加したミニゲームが行われた。5年生の杉本東奈さん(11)は「プロのスピードは速かった。(ゲームでは)たくさんボールに触り、シュートも2本決められてよかった」と話していた。
巡回指導は16日までに、市内の全市立小学校で開かれる予定。