トレードマークは赤のスポーツキャップ。前任地の鳥栖でも愛用していたが、横浜FCでは新たに「根性」の2文字を刺しゅうした帽子をかぶる。
「赤は、熱く燃えたぎる選手の心の色。そうあってほしい」と岸野新監督。愛車やシューズ、”勝負下着”も赤で統一しているといい、熱血ぶりがうかがえる。
横浜に居を構えて27年になり、鳥栖時代は単身赴任だった。だが、6季ぶりの家族だんらんを楽しむ間もなく、横浜市内に仕事用の部屋を借りる予定だ。「試合後は朝まで何回もビデオ映像を見直す。24時間、サッカーのことを考えたいし、夜中にスタッフも集まれる」。すべては、昨季の16位から昇格争いへという、高すぎるハードルに挑むためだ。
「選手に頑張れという前に自分がやらなきゃ、見破られるよ」と、平然と言ってのけた。
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