来季J2の横浜FCは29日、GK南雄太(42)がJ2大宮に完全移籍すると発表した。2014年加入の南は8シーズン在籍。20年のJ1昇格に大きく貢献し、今夏に大宮へ期限付き移籍していた。J1通算264試合出場、J2通算382試合出場。クラブを通じて発表したコメントは次の通り。
このたび、大宮アルディージャに完全移籍することになりました。横浜FCの選手、スタッフ、関係者、スポンサー、ファン、サポーターの皆さま、そして横浜FCに関わる全ての皆さま、8年間本当に本当にありがとうございました。
うれしいこと、楽しいこと、苦しいこともつらいこともたくさんの経験をさせていただき、サッカー選手としても一人の人間としても横浜FCに成長させていただきました。移籍してきた当初はこんなにも長くここでプレーさせていただけると思ってもみませんでした。一年一年歳を重ねるごとにクラブに対する愛着も湧き、ここで引退するんだと勝手に思うくらい大好きなクラブでした。
そんな中、今季チームがとても苦しい時期にキャプテンでもある自分が、自分のわがままでシーズン途中に移籍してしまったことは、今でもとても申し訳なく思っています。また、横浜FCが降格してしまった責任も強く感じています。本当に申し訳ありませんでした。
ただ、移籍しても横浜FCへの愛着、愛情は今も全く変わっていません。今後、横浜FCがクラブとして更なる発展をし、もっともっと地域や横浜市民から愛されるクラブになっていくことを切に願っています。
そして運命のいたずらか、来季の開幕戦は皆さまもご存じの通り、くしくも大宮アルディージャとの一戦になります(笑)。
開幕戦の三ツ沢でまた皆様と、今度は敵としてお会い出来ることを自分の一つのモチベーションに、来シーズンの始動から頑張っていきたいと思います。いつかまたどんな形かは分かりませんが、横浜FCと自分が何らかの形で関われることがあれば最高だなと思っていますので、その時が来るのを楽しみにしています。8年間ものすごくお世話になりました。本当にありがとうございました!!