横浜C2-2横浜M
横浜FCのサウロミネイロが2ゴール。優勝争いを繰り広げる横浜Mからの金星は逃したが、3連敗中だったチームに勝ち点1をもたらした。
まずは前半38分だ。瀬古の絶妙な浮き球のパスをジャーメインが折り返し、これを右足で直接合わせて来日初ゴールを挙げる。1-2の後半44分には、右クロスのこぼれ球を押し込んだ。
7月に加入した24歳のブラジル人が、ようやく本領を発揮。「自分がここに来た理由はゴールを決めてチームを助けること。自分の持ち味は推進力」と留飲を下げた。
もちろん、手放しでは喜べない。素早い攻撃を誇る横浜Mに対して強度の高いプレスが機能したが、早川監督の表情は硬いままだ。「勝ち点3を取れなかったのは残念。危機感がより強くなるのは変わらない」
J1残留圏内の16位までの勝ち点差は暫定で8。残り8試合で危険水域に達している。「本当は勝ち切りたかった」と悔やんだサウロミネイロは「まだ何も終わっていないし、自分たちは諦めていない」。気力を保って勝利を追うしかない。(織田 匠)
横浜FCサウロミネイロ、土壇場同点弾 ダービーは引き分け
-
【横浜FC-横浜M】後半、終了間際に同点ゴールを決め、喜ぶ横浜FCのサウロミネイロ(中央)(立石 祐志写す) [写真番号:838886]