15年ぶりのJリーグ制覇を果たした横浜F・マリノス。最終節が行われた7日の日産スタジアム(横浜市港北区)では、今季限りで引退するマリノス一筋18年のDF栗原勇蔵(36)=横浜市瀬谷区出身=のセレモニーが最高のフィナーレに花を添えた。Jリーグのリーグ戦史上最多の6万3854人が詰め掛けたサポーターにとっても、忘れることができない一日となった。
「こんなにも4番(のユニホーム)があるのか…。本当にうれしいし、もっと頑張れば良かったと思いました。こんな幸せな時間が終わっちゃうと思うとさびしい」
熱狂的なサポーターが陣取ったゴール裏まで足を向けた栗原は、2002年のプロ入り以来、声援を送ってくれ、この日は4番のユニホームで見送ってくれた“仲間”たちに感謝した。