J1横浜Mは8日、元日本代表DF中沢佑二(40)が現役を引退すると発表した。本人の意向で会見は行わないという。中沢はクラブを通じ「シーズン後に自分の思いを整理した中で、やはりこのクラブでユニフォームを脱ぎたい、それがマリノスに対して一番の恩返しになるんじゃないかなという思いになった。最後は『中沢佑二』らしく、1ミリの後悔もなくピッチを去ろうと思う」などとコメントした。
埼玉県出身の中沢は、地元の三郷工技術高を卒業後にブラジルへ留学し、1999年にV川崎(現東京V)入り。2002年に横浜Mに移り、03年からのリーグ2連覇に貢献した。J1通算593試合出場は歴代3位。18年シーズンは膝などの痛みからJ1で22試合の出場にとどまった。
日本代表としても活躍しワールドカップ(W杯)には06年ドイツ、10年南アフリカ大会に出場。歴代6位タイとなる国際Aマッチ110試合に出場し、17得点を挙げた。