30年目のJリーグ(16)
マリノスあの日あの時 クラブ創設30年、節目の年の栄冠
横浜F・マリノス | 神奈川新聞 | 2022年11月22日(火) 18:00
Jリーグ開幕前年の1992年に産声を上げ、ことし創設30周年の節目を迎えるJ1横浜M。その立ち上げから長く運営に携わってきた根本正人さんが、忘れ得ない出来事や選手らにスポットを当てながら歴史をひもとく。

3年ぶり5度目となるJリーグ制覇、おめでとう。クラブ創設30周年という節目の年に栄冠を勝ち得たことは大きな意味があったと思う。
退職してから私も優勝を願う一ファン。応援するサポーターやファンと同じで、本当に小躍りしたい心持ちだ。
しかしながら、残り4試合、横浜F・マリノスが勝って2位の川崎が引き分けるか敗れれば優勝が決まるとなってからは、随分と気をもんだ。絶対に有利なことは頭では分かっていても心は落ち着かない。
10月8日のG大阪戦に敗れ、続く同12日の磐田戦も0─1で敗戦。12日は歓喜の瞬間をこの目で見たいと思い、今年2度目となる日産スタジアムに足を運んだが、思わぬ連敗を目の当たりにしていろいろなことが頭をよぎった。
神様・ペレの言葉通りに…
マリノスあの日あの時 クラブ創設30年、節目の年の栄冠
3年ぶりのリーグ制覇を果たし、サポーターらと記念写真に納まる横浜F・マリノスの選手、スタッフ=5日、神戸市のノエビアスタジアム神戸(花輪 久写す) [写真番号:1124721]
日産OB会での写真。後列は左から越田剛史、山田隆裕、私、井原正巳の各氏。前列は左から越田夫人、柱谷幸一、水沼貴史、境田雅章の各氏 [写真番号:1124722]