王座奪還を狙うJ1横浜Mで、MF天野純(29)が3季ぶりに背番号14を付けて再起を図る。名門の司令塔として日本代表に上り詰め、2019年途中に期限付き移籍したロケレン(ベルギー)でも袖を通した思い入れのある数字だ。トップ下の定位置奪取へ「(14番は)非常に重みのある番号。しっかりやっていかないと」と気合を入れ直して新シーズンに向かう。
ライバルではなく、自分の成長
コロナ禍に見舞われた昨季は移籍先の破産により、夢だった海外挑戦が道半ばで絶たれた。5月下旬に古巣に復帰するも、マルコスジュニオールの後塵(こうじん)を拝して出場22試合で3得点。「何よりも結果が残せず非常に悔しいシーズンだった」と振り返る。