J1で7位の横浜Mは21日、ホーム名古屋戦(午後7時半・日産ス)に臨む。前節で首位川崎が名古屋に勝利してチームの2連覇は消滅したが、扇原は「ACLも残っているし、無駄な試合は一つもない」と気持ちを入れ直して終盤戦に臨む。
コロナ禍による前例のない過密日程に苦しむ中、18日には8試合を残して早くもリーグ連覇の野望がついえた。扇原は「(優勝を逃した)要因はいろいろあるけれど、自分たちに連覇する力がなかっただけ」と言い訳せず、「もう一度強いチームになるために成長していきたい」と表情を引き締めた。
中東での集中開催となるACLや天皇杯出場権権も懸かるリーグ終盤に向け、頼もしい援軍も現れた。20日には金融系ウェブサービスを展開するマネーフォワード(東京都港区)が新スポンサーに決定し、ユニホームパンツにロゴが入ることになった。
クラブを支援しようと名乗りを上げたパートナーに対し、扇原は「本当にうれしいし、感謝の気持ちを持ってプレーしないといけない」とコメント。上位浮上を懸けた大事な一戦へ、「マリノスに期待して良かったと思ってもらえるように結果で恩返ししたい」と意気込んだ。