クラブ創設20周年のJ1川崎は20日、川崎市川崎区の川崎大師平間寺を参拝し、節目のシーズンでの初タイトル奪取を祈願した。
毎年恒例の必勝祈願には藁科義弘社長や風間八宏監督、選手、スタッフら約40人が参加。サポーターが見守る中、大本堂での護摩修行の炎を前に風間監督らは決意を新たにした。
川崎大師の出井宏樹執事長は「クラブ創設20周年という記念の年に優勝を勝ち取ってください。記録にも記憶にも残る試合を」と激励。指揮官は「いよいよスタートを切るんだなと気持ちになった。地域の人たちも期待してくれている。選手はけがなく、いい状態でシーズンを過ごしてほしい」と語った。
ことし10月で36歳になるチーム最年長のMF中村憲剛は「クラブにとっても自分にとっても大事な一年」と強調。プロ14年目に向けて「自分たちの面白いサッカーがサポーターの人に認知されてきたので、ことしは結果に結びつけないといけない」と力強く話した。
祈願後は選手が市内各地の商店街に出向き、あいさつ回りや握手会でファンと親睦を深めた。