サッカーJ1の川崎フロンターレの選手とファンが20日、川崎市中原区の多摩川河川敷で清掃活動に取り組んだ。本拠地の等々力陸上競技場のそばを流れる多摩川への感謝を表そうと、2008年に選手会が発案した地域貢献活動の一環で今回が7回目。
集まったファンは396人。フロンターレからは主将の中村憲剛選手(34)ら9選手が参加し、水辺や土手などエリアごとに3班に分かれ、鉄くずや空き缶などを次々とビニール袋に入れていった。
清掃後には、選手の愛用グッズが当たるクイズや周辺の水質調査、水生生物の観察会などで交流した。2回目の参加の大久保嘉人選手(33)は「前回もごみが少なかったけど、ことしも全然なかった。いいことだよね」と笑顔。6歳の長女とともに汗を流した中原区の女性(39)は「試合の時とはまた違った表情が見られてよかった。これからも多摩川を大事にしていきたい」と話していた。