
J1川崎は6日、沖縄・中城村での2次キャンプに入る。キャンプインを2日後に控えた4日は川崎市麻生区の麻生グラウンドで午前と午後の2回に分けて、計約2時間半、ボール回しやミニゲームなどで調整。開幕まであと1カ月余りとなったが風間監督は「みんなの望みは高いし、集中力も高い。意気込みはだいぶ出ているので頼もしい」と自信を見せた。
仕上がりは上々だ。宮崎・綾町での1次キャンプの仕上げとして行われた地元の大学、高校との練習試合では新戦力を積極的に起用し、4-0、14-2で快勝した。
新戦力はいずれも足元の技術に定評がある選手ばかり。指揮官は「すんなり入ってきてくれている選手もいるし、これからという選手もいる。ただ、すごく可能性は感じる」と評し、川崎のスタイルへの適応は問題がないようだ。守備陣の統率役として働きが楽しみなベテランDF角田は「キャンプを通じて(チームの)やりたいことも分かってきた」と話す。
頼れる司令塔も帰ってきた。1次キャンプ中盤に昨年12月に左足首を手術したMF中村が完全合流。練習試合2試合にも主力組として先発した。本格的に体を動かすのは3カ月ぶりで、本来のコンディションとはほど遠いが「痛みが取れてくればもっと動ける」と調子の上向きを実感している。
6日から9日間の日程で行われる2次キャンプでは、J2札幌などとの練習試合3試合を予定している。「3年かけて土台はつくってきた。後はそこに新しい選手を含めてどれだけプラスアルファできるか」。中村は攻撃サッカーを磨く2次キャンプを楽しみにしている。
【神奈川新聞】