
サッカーのJ1・川崎フロンターレを悲願の初優勝に導き、2017年Jリーグ最優秀選手賞(MVP)に輝いたFW小林悠選手(30)=麻布大渕野辺高(現麻布大付高)出身=に対する川崎市スポーツ特別賞の贈呈式が23日、川崎市役所で行われた。
福田紀彦市長は「昨年はうれしいニュースがたくさんあったけど、市民の皆さんが圧倒的に喜んだのはフロンターレの優勝と小林選手の活躍。毎試合気迫あふれるプレー、諦めない精神を見せてくれた。川崎市民が大きな勇気をもらった」とあいさつ。
小林選手は「フロンターレのある川崎市からの受賞は大変うれしく思う。(今季も)また得点王を目指したいし、チームとしては逃したタイトルもあったので、1冠と言わず全てのタイトルを狙えるように頑張りたい」と話した。
市長との歓談では、「キャプテンの重圧はあったか」「奥さんや子どもたちからもらうパワーは大きいか」といった質問を受け、「点を取って背中で引っ張ることに専念してからは肩の荷が下りた」「けがをしても奥さんが一緒に分かち合ってくれたことで悔しさが半減した」と答えていた。