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関塚監督が退任、後任は高畠ヘッド有力/フロンターレ

川崎フロンターレ | 神奈川新聞 | 2009年12月16日(水) 23:48

サッカーJリーグ1部(J1)の川崎フロンターレは16日、関塚隆監督(49)が今季限りで退任すると発表した。クラブは来季の契約延長を打診していたが、同監督が目標としたタイトル獲得を逃したことを理由に続投を固辞。クラブ側も慰留を断念した。

後任人事について、クラブ幹部は「ある程度は候補を絞っている。一刻も早く決めたい」と明言を避けたが、高畠勉ヘッドコーチ(41)の内部昇格が有力だ。

就任6季目の関塚監督は、今季もリーグ戦とヤマザキナビスコ・カップで準優勝するなど好成績を残した。クラブは11月下旬に1年間の契約延長を要請。同監督も当初は続投に意欲的だったというが、15日に一転して退任を申し出たという。

広報を通じ、関塚監督は「1年間を振り返り、タイトルが取れなかったことを真摯(しんし)に受け止めて、(契約延長を)お断りすることになった」などとコメントしている。

関塚監督は2部(J2)時代の2004年に就任すると、わずか1年でJ1昇格。その後も国内の各大会で常に上位争いを演じ、ことし創設13年目の新興クラブをリーグ屈指の強豪に育て上げた。昨年4月、体調不良のため辞任したが、今春から現場復帰していた。

また、次期監督就任が有力な高畠氏は1996年から川崎のコーチを務め、関塚監督不在の昨年4月から8カ月間、監督として采配(さいはい)を振るい、リーグ戦2位に導いた。

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