関塚監督が続投保留/フロンターレ
川崎フロンターレ | 神奈川新聞 | 2009年12月16日(水) 00:17
Jリーグ1部(J1)川崎の関塚隆監督(49)は15日、川崎市麻生区のクラブハウスで来季の契約延長に向けた交渉に臨み、クラブ側の続投要請に対する回答を保留した。来季も指揮を執れば通算7季目となるが、去就の結論は今週中にも予定される再交渉へ持ち越された。
クラブ幹部によると、関塚監督は交渉の席上、「もう少し考えさせてほしい」などと、去就についての明言を避けたという。川崎は12日の天皇杯準々決勝で2部(J2)仙台に敗退。今季のノルマだったタイトル奪取を逃し、決断をためらっているとみられる。
クラブは11月下旬、1年間の契約延長を打診。庄子春男強化部長は「タイトルを取る、取らないは関係ない」とし、特に若手育成の手腕を高く評価。来季も同監督の下で優勝争いに十分絡めると判断していた。
ただ、既に選手の契約更改交渉が始まっており、現場トップの人事が決まらないのは異例。庄子部長は近く再交渉の予定があることを明らかにし、「今週中に方向性を出せれば」と説明した。
関塚監督は取材に対し、「(交渉は)前には進んでいる」とだけ話した。同監督はJ2時代の2004年に就任。昨年の病気辞任を経て今季から復帰し、リーグ戦とナビスコカップで2位が2度ずつと、クラブをJ1屈指の強豪に育てた。
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