川崎フロンターレ「リユース食器」事業、CO2は427キロの削減効果/川崎
川崎フロンターレ | 神奈川新聞 | 2012年3月6日(火) 16:01
サッカーJ1の川崎フロンターレなどが地球温暖化対策として等々力陸上競技場(川崎市中原区)のホームゲームで取り組む「リユース食器導入事業」で、2011年は427キログラムの二酸化炭素(CO2)削減効果があったことが、市地球環境推進室の調べで分かった。杉の木約30本が1年間に吸収する量に相当するという。
同室によると、同事業は、川崎フロンターレ、富士通川崎工場、市公園緑地協会、市の4者が連携し、等々力地区の地球温暖化対策に取り組む「CC(カーボン・チャレンジ)等々力」の一環。競技場内の食堂が使用するうどんなどの食器を、従来の使い捨て食器からプラスチックのリユース食器に転換することで、ごみの減量やCO2削減につなげようと、09年4月からスタートした。
3年目となる11年は3月5日~11月26日のホームゲーム全19試合で実施。2万7360個のリユース食器を使い、このうち97・3%にあたる2万6613個が回収されたという。
同室は「食器の回収率も100%近くなり、サポーターにも事業が浸透してきた。これをきっかけに、環境に配慮した行動や生活を送ってもらえれば」と話している。
【】