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J1首位争い混戦 川崎と横浜M、試される覚悟と底力

川崎フロンターレ | 神奈川新聞 | 2022年5月28日(土) 11:30

 明治安田J1は29日、リーグ中断前最後の第16節が行われる。首位鹿島を追う川崎と横浜Mはともにアウェーでの一戦だ。上位3チームが勝ち点2差にひしめく混戦の首位争い。アジア・チャンピオンズリーグから続く連戦の疲労が蓄積する中、タイトル奪取への覚悟と底力が試される。

川崎・谷口 気迫表れるプレーに

川崎の谷口=3月、等々力

 前節・湘南戦は目を覆いたくなるような後半の連続失点。鳥栖戦(21日)の退場処分で出場停止だった川崎の主将谷口は、7試合ぶりとなる敗戦の笛をスタンドで聞いた。

 今季はロースコアでしぶとく勝ち星を重ねる一方、敗れた3試合は全て4失点ともろさを露呈。「前向きにもっていく声がけやプレーの選択がもっとできれば、1、2点で済んだかもしれない。まだまだ甘さがある」。もちろん、自身も責任を感じている。

 前節を除けば、開幕から全試合に先発出場。5戦連続無失点のクラブ新記録を打ち立てるなど、ジェジエウ不在の最終ラインで奮闘してきた。

 一時の爆発力が影を潜めたチームは「勝負強い」と形容されるが、谷口はかぶりを振る。

 「そういう勝ち方も全然ありだなとこのチームのほとんどの人が思っていたと思うが、僕らは最初からそこを目指しているチームじゃない。もう一度目を覚まさないといけない」。求めるのは、あくまでも他を圧倒する力だ。

 26日の練習後は指揮官と膝をつき合わせて1時間近く話し合い、チームの方向性を再確認。首位再浮上へ、連敗は避けたい状況だ。「敗戦の悔しさをぶつけないといけない。一つ一つのプレーに気迫が表れる試合をしたい」。悪い流れは即座に断ち切る。

横浜M・水沼 勝つことだけ考え

 初夏の暑さも重なったリーグ5連戦を気持ちよく締めくくれるか。勝てば首位浮上の可能性も出てくる横浜M。

 
 

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