
2年ぶりのリーグ制覇を決めた25日の第29節・G大阪戦。試合終了と同時に次々と駆け寄ってくる後輩たちを、今季限りで引退するベテラン中村は「子どもを見る親みたいな感じ」で受け止めたという。「みんなが強いフロンターレをつくってくれた。僕は心置きなく先に進みたい」との言葉には一片の未練も感じさせなかった。
「超一流の選手」
海外移籍が当たり前となった時代に一つのクラブで18年もの長いキャリアを全うするのはまれだ。プレーはもちろん、ファンサービスも率先して行い、地域密着を掲げるクラブの成長を支えてきた中村の功績は計り知れない。