等々力でG大阪と直接対決

2季ぶりのリーグ制覇に王手をかけているJ1川崎は25日、等々力陸上競技場で2位G大阪との直接対決を迎える。午後6時半キックオフ。現在勝ち点14差で、引き分けでも4試合を残しての史上最速優勝が決定する。生え抜き11年目のFW小林悠(33)は「いずれ(優勝が)決まるという気持ちでは勝てない。自分たちを信じ、自力で決める」と、大一番を前に強い決意を口にした。
初タイトルを獲得した2017年は最終節で首位鹿島を逆転。翌18年は当日の試合に敗れたが、2位広島も負けたことで連覇が決まった。今季は同一シーズンの連勝記録を2度更新するなど歴史的な快進撃を見せており、過去2度の優勝を主将の立場で味わったベテランはゴールテープの切り方にもこだわる。
G大阪が22日の浦和戦で引き分け以下に終わっていれば、試合のなかった川崎のリーグ優勝が決まっていた。浦和が先制する展開に、小林は「このまま決まっちゃうのかな…」と複雑な思いを抱いていたが、G大阪の逆転勝ちで再び自力優勝のチャンスが巡ってきた。
チームを再び頂点へ
「シーズン終盤の一番おいしいところを全部自分が持っていく」