サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会日本代表でJ1川崎フロンターレのMF中村憲剛(40)が1日、今季限りで現役を引退すると発表した。中村はこの日、すっきりした表情で決断の理由を語った。
―引退後のビジョンは。
「チームとも多少は話しているが、これというのはない。ただフロンターレから離れるつもりもない。かといって、フロンターレだけをやるつもりもない。フレキシブルに動けるように、クラブには伝えている。自分の知らない世界を経験しないといけないのもあるので。やるべきことを探していけたら」
―ここまでやってこれた要因は。
「30~35歳は自分が成長できていた。35歳からは逆にリミットを設けた中でのやりがい、モチベーションは高かったので。フロンターレが勝つために全力を注ぐというのは、どの1年も変わっていない」
―決してエリートではなかった。
憲剛一問一答(2)背番号14は「自分の代名詞」
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J1昇格2季目で2位に入り、日本代表入りも果たした=2006年11月、等々力 [写真番号:397958]
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ワールドカップ南アフリカ大会のパラグアイ戦に後半途中出場=2010年7月、プレトリア [写真番号:397959]