
J1川崎の元日本代表MF中村憲剛(40)が1日、今季限りの引退を表明した。大学2部リーグから練習生を経てプロになって18年。J2時代を知る最後の選手はクラブの黄金時代を見届け、余力を残したままユニホームを脱ぐ。
フロンターレ一筋18年。長く日本サッカー界の第一線で活躍してきた技巧派MFが、40歳の節目にそのキャリアに幕を下ろす。中村は決断の時期が5年ほど前だったことを明かし、「一般的には40歳までサッカーをやっている選手はいない。40を区切りにして、目の前の一年一年を頑張ろうとやってきた」と穏やかな表情で語った。
2016年に史上最年長36歳でMVPを獲得し、翌17年には悲願のリーグ制覇を達成。昨季まで3年連続でタイトルを獲得し、「終着点も見えてきていた」という。
憲剛40歳、引き際の美学貫く「クラブに感謝」
今季限りの引退を表明したJ1川崎の中村(右)と、花束を渡すチームメートの小林=クラブ提供 [写真番号:397926]
中村憲剛の年度別成績 [写真番号:397928]