サッカーの関東社会人リーグ1部YSCCが、同リーグ3連覇、そして悲願の日本フットボールリーグ(JFL)昇格を目指して今季をスタートした。吉野次郎理事長は「JFLに2度手が届きかけての3年目。4年目はないという気持ちで何としても上がりたい」と意気込んでいる。
YSCCは昨季、11勝3敗で関東リーグを連覇し、JFL昇格を懸けた年末の全国地域リーグ決勝大会へ進んだが、2年連続の決勝ラウンド4位に終わって涙をのんだ。今季はリーグ3連覇とともに、「三度目の正直」でJFL入りを目指す。
選手全員がアマチュア契約。日中の仕事を終えてから練習するのは例年と変わらないが、東日本大震災の影響で中学校のグラウンドなどが夜間に使用できなくなった。現在は公園でランニング中心の調整を強いられたり、屋内の狭いスペースで練習したりと、「思うに任せない部分もある」と吉野理事長は言う。
それでも1日の開幕戦は、武相高―東海大卒の新加入MF吉田明生の決勝点でtonan前橋に勝利。同理事長は「こういう時こそ、チーム一丸となって志の強さをみせたい」と力を込めた。
ホーム開幕戦は8日、ニッパツ三ツ沢球技場でヴェルフェたかはら那須と対戦(午後1時キックオフ)する。
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