J2横浜FCは14日、横須賀市を拠点とするサッカークラブ「NPO法人横須賀シーガルズ」と提携し、今季から女子サッカーの県1部リーグに参入する「横浜FCシーガルズ」の体制を発表した。鈴木保監督(65)は記者会見で「私の人生は常に挑戦。サッカー人生最後の仕事として引き受けた」と抱負を語った。
チームは、女子の県1部リーグに所属する横須賀シーガルズの高校年代の選手ら16人が中心となり、平均年齢19歳の計25人でスタートする。
なでしこジャパンの初代監督でもある鈴木監督は「シーガルズはボールを大事に(つないでプレー)するチーム。それプラス守備と、フィジカルを強くしないと大学生には勝てない。楽しむだけじゃなく、勝てるチームに厳しく指導したい」と意気込んだ。
横須賀シーガルズ出身で、初代キャプテンに就任する選手兼コーチのDF田中景子(26)は、今季なでしこリーグに昇格する仙台から移籍。「わくわくしている。ことしは県1部で優勝して、皇后杯に出場し、チャレンジリーグ(なでしこリーグ2部)昇格を目標にチーム一丸となる」と話した。
横浜FCシーガルズは、女性が生涯スポーツとしてサッカーに取り組める環境づくりや、女子サッカーの普及と強化を目的に発足。2月1日から横浜市内でチーム練習を開始する。
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