
J1湘南は4日、平塚市内で会見を行い、曺貴裁監督(50)による選手、スタッフへのパワハラがJリーグの調査で認定されたことを受け、同監督やクラブ幹部に対する処分について、役員会に諮る方針を示した。
クラブ内の処分について真壁潔会長(57)は「われわれだけでは勝手に決められない。役員会、大株主に審議をしていただき、われわれとしてのペナルティーを決めたい」と明かした。処分決定の期日は設けないといい、判断基準については「何を第一に考えるか、順番は決められない」とした。
また、再発防止策として、ゼネラルマネジャー(GM)制度を新設するなど組織体制の見直しを進めるほか、外部相談窓口の設置も盛り込んだ。
会見には騒動について「おわびをしたい」とした曺監督も急きょ同席。自身の去就について「周囲に迷惑を掛け、指導者として浅はかさを感じている。今はベルマーレとか、どのチームとか考える立場にない」と話すにとどめた。