日本フットサルリーグ(Fリーグ)の開幕を前に、小田原市を拠点とする湘南ベルマーレフットサルクラブの古川剛士社長らクラブ関係者が同市役所を訪れ、加藤憲一市長に躍進を誓った。Fリーグ特別指定選手で地元出身の高橋広大選手(22)は「日本一を目指す上で、自分もしっかりと出場機会を勝ち取りたい」と意気込みを語った。
湘南は県内で唯一、Fリーグに参加し、小田原アリーナ(同市中曽根)をホームとしている。昨季は12チーム中、4位の成績を残した。サッカーチームなどとの統一を図る目的で、今季は2008年から使ってきたチームのエンブレムを、Fリーグ初年度の07年に使用していたエンブレム・ロゴに戻す。
古川社長(湘南電力副社長)は今季から代表取締役に就任。19日に市役所を訪れた同社長は5月25日の開幕戦に向け、「新体制となり、強力な布陣で臨む」と報告した。加藤市長も大願成就を期待した。
サッカー選手としてUー16の日本代表候補にもなった経験がある高橋選手は「小田原出身ということで、応援してくださる方々に勇気や元気を与えられるような存在になりたい」と意気込んだ。
また、本年度からチームのアンバサダーに就任した前大井町長の間宮恒行さんも同席し、「地域にもっと根ざし、選手たちが競技に専念できる態勢づくりを支えたい」と述べ、幅広いスポンサー企業の協力を求めていく意向を示した。
チームは5月12日、小田原お堀端コンベンションホール(同市栄町1丁目)でキックオフイベントを開く。開幕戦は駒沢オリンピック公園で名古屋オーシャンズと対戦。ホーム第1戦は6月1日で、ペスカドーラ町田と対戦(午後3時キックオフ)する。