サッカーJ2の湘南ベルマーレは11日、東京・町田市立陸上競技場での今季最終節で、FC町田ゼルビアを3-0で下し、J1自動昇格圏内の2位に滑り込み、3年ぶりとなるJ1復帰を果たした。
湘南は開始早々、FWキリノ選手のゴールで先制すると、MF高山薫選手、FW大槻周平選手が追加点を奪って快勝。引き分けた京都を勝ち点差で上回り、最終節での劇的な逆転昇格を決めた。
ヘッドコーチだったチョウ貴裁監督(43)が今季から就任。下部組織などで養った手腕を1年目から発揮し、昨年の14位から躍進させた。
湘南は1968年に藤和不動産サッカー部として創部。94年に「ベルマーレ平塚」としてJリーグに昇格した。
しかし、元日本代表の中田英寿氏ら主要選手の移籍などで低迷し、親会社が撤退を決めた99年にJ2へ降格。2000年に現在の「湘南ベルマーレ」に改称し、湘南地域7市3町をホームタウンとする市民クラブとして再出発した。10年には11年ぶりにJ1に復帰したが、1年で降格した。
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