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2022年サッカーW杯
李国秀・世界をのぞく窓 育成の違い露見

サッカー | 神奈川新聞 | 2022年11月28日(月) 10:20

 過去優勝4度のドイツを初戦で倒した日本にとってみじめな敗戦です。決勝トーナメント進出をたぐり寄せるチャンスを自ら手放してしまいました。

 日本─コスタリカ戦はその後に行われたスペイン─ドイツ戦に比べてわくわく感の乏しい内容でした。その差は何なのでしょう。一因として日本と世界のトップ国との育成の違いが露見したと見ています。

 私はサッカーという競技は「ボールを大切にする競技」と指導しています。大切にするとは簡単にボールを失わないことです。その共通理解の中で、ボールを持ったときに、どこから攻め、どこでスピードアップするかを全員で考え、連動するからわくわく感が生まれます。

 最終的には勝ち負けを争うとはいえ、「試合イコール発表会」であり、選手も観客も面白いのがサッカーです。それが世界標準であり、スペインとドイツの選手にはそうしたサッカーの神髄がしみこんでいます。

 一方の日本は小学生のころから全国大会があり、県代表や日本一を取ることをたたき込まれて育ちます。サッカーの神髄がしみこんでいないため、この日もボールを支配しても何をしていいのか分からないようなシーンが目立ちました。

 スペイン─ドイツ戦が引き分け、まだ決勝トーナメント進出の可能性を残していますが、W杯で優勝経験のある2カ国と同じグループに入った今回は、こうした世界との差を知ることこそが大事だと思います。

り・くにひで 読売クラブなどでプロサッカー選手として活躍後、桐蔭学園高やヴェルディ川崎(現東京V)などで指導に当たった。教え子にいずれも元日本代表の森岡隆三氏、戸田和幸氏(J3相模原監督)、中沢佑二氏や、J1福岡監督の長谷部茂利氏ら。厚木市で「エルジェイ・サッカーパーク」を経営。横浜市青葉区在住。

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