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サッカーW杯カタール大会
横須賀出身・伊東純也選手 飛躍のきっかけは恩師の言葉

サッカー | 神奈川新聞 | 2022年11月23日(水) 05:40

母校を訪れた際に記念撮影する大森監督(左)と伊東(中央)。右は伊東の在学中にコーチとして指導した関森悟さん(大森監督提供)

 サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で、日本代表は23日にドイツとの1次リーグ第1戦を迎える。初の8強入りへ攻撃陣の鍵を握るのは、横須賀市出身で現在はフランス1部リーグで活躍する伊東純也(29)=スタッド・ランス。爆発的な走力で相手を置き去りにするドリブラーの飛躍のきっかけは、神奈川大時代の恩師・大森酉三郎さん(52)の言葉にあった。

 2人の出会いは伊東が逗葉高3年時の夏に参加した神大サッカー部の練習会。現監督の大森さんは当時、総監督の立場でスカウト活動に携わっており、「スピードと身のこなしは抜群だった」とあふれ出る才能にほれ込んだ。

 一方で、精神的に未熟な面が目についた。推薦入試の実技試験当日には試験官が見守る前でも緩慢に行動し、自分勝手なプレーを続けた。

 見かねた大森さんはグラウンドの端に伊東を呼び出し、「真剣にやればプロになれるのは間違いないのに、きょうの取り組む姿勢は最低だ。もっと献身的に関われ」と強い口調で注意した。伊東はすぐに「すみません」と謝ったという。良くも悪くも素直でマイペース。時に大きな武器になることを知っているからこその指摘だった。

 最大の長所は歩んできたサッカー人生にも大きく重なる。強豪校の誘いも受けていた中で、地元の公立高校から神大に進んだ伊東。「輝く場所を自分で見つける嗅覚がある」。個性を伸ばす大学側の方針もマッチし、瞬く間に才能を開花させた。

 2017年に日本代表初選出。今回のW杯アジア最終予選では4試合連続ゴールを決め、7大会連続出場の立役者になった。今でも伊東が出場する代表戦は欠かさずチェックするという大森さん。得意のドリブルや決定力だけでなく、前線から相手に圧力をかける献身性の部分に成長を見ている。

恩師のメッセージ送信に伊東は返信で…

 
 

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