第56回神奈川県中学校総合体育大会(県中学校体育連盟など主催、神奈川新聞社など後援)は2日、県立スポーツセンターでサッカーの決勝が行われ、鵠沼が桐光学園に競り勝ち、5年ぶり2度目の優勝を飾った。試合は1─1の同点のまま延長を終え、鵠沼がPK戦を4─3で制した。
大会は同日で14競技の全日程を終了。水泳は13、14日に相模原市立総合水泳場で、陸上は10月1日に三ツ沢公園陸上競技場で、駅伝は11月5日に横浜八景島・海の公園周回コースで行われる。
ぶれない戦いと修正力
炎天下の死闘にも鵠沼の斎木は冷静だった。決めれば優勝というPK戦の6本目。
「GKを小さく、ゴールを大きく見るように」
そう言い聞かせながらゴール左に流し込み、両手を大きく広げて仲間が待つ歓喜の輪に飛び込んだ。
前半はボールを保持する時間が続いた一方で、ゴール前での精度を欠いた。我慢しきれなかった後半9分に長沢が相手を倒しPKを献上。仲間のミスに燃えたのが同じDFの毛塚だった。
サッカー 鵠沼がPK戦制し頂点 桐光は追加点奪えず
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5年ぶり2度目の優勝を飾り、歓喜に沸く鵠沼イレブン=県立スポーツセンター [写真番号:1104315]
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【鵠沼―桐光学園】後半9分、PKで先制点を奪い仲間と喜び合う桐光学園の斎藤(4) [写真番号:1104318]