
サッカーの全国高校選手権第4日は2日、東京・駒沢陸上競技場などで3回戦が行われ、ベスト8が出そろった。神奈川代表の桐光学園はPK戦の末に帝京長岡(新潟)を下し、9大会ぶりの進出。4日の準々決勝で高川学園(山口)と対戦する。
【評】桐光学園が後半に攻勢へ転じた。前から激しく寄せて相手のパスを遮断し、サイドから効果的な速攻を繰り出した。後半23分の右CKからDF米山のゴールで同点に追い付いて流れを引き寄せ、PK戦では5人全員が成功。GK吉田の好セーブも光った。
桐光学園(神奈川) 1-1 帝京長岡(新潟)
(前 0-1|後 1-0)
(PK5-3)
4強へ、問われる総合力
2戦連続で劣勢を挽回して迎えたPK戦。5人目のキッカーを任された桐光学園の主将山市は、「絶対に勝つという気持ちをボールに乗せれば必ず入る」。強気な姿勢でど真ん中に蹴り込み、ガッツポーズで味方ベンチに駆け寄った。
桐光学園、9大会ぶりのベスト8 2試合連続、PK戦制す
スタンドから応援する桐光学園の関係者=2021年12月29日、等々力陸上競技場 [写真番号:952629]
【桐光学園―帝京長岡】帝京長岡とのPK戦を制し、駆けだす桐光学園イレブン=等々力(共同) [写真番号:953160]
【桐光学園―帝京長岡】後半、同点ゴールを決め喜ぶ桐光学園・米山=等々力(共同) [写真番号:953162]
【桐光学園―帝京長岡】PK戦で帝京長岡2人目のキックを止める桐光学園のGK吉田=等々力(共同) [写真番号:953163]