リオデジャネイロ五輪の競泳男子200メートル個人メドレー日本代表に初選出された藤森太将さん(24)=ミキハウス=の壮行会が26日、母校の横浜市立田奈中学校(同市緑区)で開かれた。藤森さんは「やっとつかんだオリンピック。必ずメダルを取って帰ってきたい」と約千人の後輩に健闘を誓った。
藤森さんは中学入学後から本格的に競泳に打ち込み、3年時には全国選手権400メートル個人メドレーで4位入賞。「大会で最下位になったこともあったが、五輪に出るという目標は捨てなかった」と振り返り、生徒たちに「目標と目的を持って全力で取り組んで」と呼び掛けた。
元担任の高坂聡子教諭は「入学式後に『絶対に五輪選手になる』と話していた」というエピソードを披露し、夢をかなえた教え子を激励。3年の女子生徒(15)は「努力の積み重ねが将来につながると実感した。夢に向かって頑張りたい」と話した。