
男子第66回、女子第27回全国高校駅伝が20日、京都市の西京極陸上競技場発着コース(男子=7区間、42.195キロ、女子=5区間、21.0975キロ)で行われ、神奈川代表の女子・荏田は1時間10分32秒で22位、男子・法政二は2時間9分15秒で41位だった。
男子は世羅(広島)が2時間1分18秒の大会新記録で2連覇し、優勝回数は単独最多の9度となった。女子も世羅が1時間7分37秒で初制覇し、1993年の仙台育英(宮城)以来2度目の男女優勝を達成した。
初入賞を目指した荏田は、1区でエース佐藤成葉(3年)が区間36位と出遅れた。後半は4区の田中未波(2年)が区間5位に食い込むなど追い上げたが、上位には届かなかった。
初出場の法政二は、1区のエース橋本龍一(3年)が区間33位、2区の安部駿太朗(同)が同29位と流れに乗れなかった。
「10キロあるのに、こんなに飛ばすのか」。法政二を初の都大路に導いたエース橋本は1区のスタートから、ハイペースの展開に戸惑っていた。5キロ地点までは「スピードには自信がある。付いていけば、すごいタイムになる」と食らい付いていったが、後半の上り坂で徐々に離れていった。