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箱根駅伝予選会
神大5位 6年連続、本大会へ

その他スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年10月18日(日) 03:00

上位集団に食らい付く神奈川大・我那覇(87)と鈴木健(中央左)=陸上自衛隊立川駐屯地内コース
上位集団に食らい付く神奈川大・我那覇(87)と鈴木健(中央左)=陸上自衛隊立川駐屯地内コース

 第92回東京箱根間往復大学駅伝(来年1月2、3日)の予選会は17日、東京都の陸上自衛隊立川駐屯地から国営昭和記念公園にゴールする20キロに関東の49校が参加して行われ、10時間6分0秒で1位の日大、2位帝京大、3位日体大など10校が出場権を獲得した。神奈川大は5位で出場を決めた。8位の中大は87回連続90度目、9位の東京国際大は初出場となった。

 各校上位10人の合計タイムで争われ、順大、拓大、法大、上武大も予選を突破した。国士舘大は10位に10秒差の11位で出場権を得られず、国学院大は13位、創価大は14位で前回に続く出場はならなかった。専大は15位だった。

 本大会は前回総合優勝の青学大、駒大、東洋大、明大、早大、東海大、城西大、中央学院大、山梨学院大、大東大のシード校に予選を通過した10校とオープン参加の関東学生連合を加えた21チームが走る。

背水の陣でシード権を

 5位通過となった神奈川大。昨年に続くトップ通過はならなかったが、大後栄治監督(50)は「去年はトップを取りにいったが、疲れが残り、本大会ではけが人も出てボロボロ(17位)。今年は軽めの調整で臨んだ」と狙いを語った。

 昨年の本大会1区で区間6位だった主将の我那覇と成長著しい2年の鈴木健だけは自分のペースで走り、鈴木健が9位、我那覇が27位。鈴木健は59分44秒の好記録にも「もっとタイムを稼ぎたかった」と強気だ。箱根デビューした昨年は6区の山下りで経験を積んでおり、「シード権を取って、将来の上位につなげたい」と意気込む。

 2人以外は、昨年の4区で区間5位の4年西山のペースを目標に走る戦術だった。その西山が30位でゴールすると、最後まで先輩の背中を追い続けた3年の中平、2年の鈴木祐、大野の3人が5秒以内にフィニッシュ。40位以内に計6人が入る安定感につなげた。

 これで6年連続47度目の出場になるが、近年の箱根路では低迷が続き、2005年(10位)を最後にシード権獲得から遠ざかる。チーム再建の5カ年計画最終年に、予選1位で臨んだ昨年も本番は振るわなかった。

 大後監督は「今年は背水の陣で、必ずシード権を取る」と宣言。我那覇は2、3年生が活躍した予選会の結果に「下級生が力をつけた。上級生とうまくかみ合えば、いいチームになる」と自信を見せた。

終盤粘れず出場逃す専大15位
 時折雨脚が強くなった悪天候の予選会。専大のランナーたちの表情もまた晴れることはなかった。

 前半10キロまで予選突破ラインの10位近辺で粘っていたが、最終順位は10位の上武大に4分以上離されての15位。伊藤国光監督(60)は「予定通りいってはいたが、最後の5キロで踏ん張れなかった。そこら辺が課題ですね」と振り返る。選手層が厚く、競争意識の高い他校との差をあらためて実感したという。

 ただ、雲間から光はのぞいている。この日のメンバー上位10人には、個人23位に食い込んだ丸山や、荏田高出身の濱野の両3年生ら下級生が8人も名を連ねた。

 「3年生が多く、1年生もしっかり走ってくれた。ここからどうプラスしていくか」。指揮官の目は明日に向けられている。

日体大、チームプレーに徹す
 日体大は危なげなく本大会出場を決めた。就任1年目の渡辺監督は「一人一人がチームプレーに徹して走ってくれた。手応えがある。本戦が楽しみ」と満足げだった。

 渡辺監督は愛知・豊川工高を強豪に育てた実績がある一方、部員への体罰問題が発覚して退職したこともある。2013年に総合優勝しながら、前回は15位に沈んだチームの再建を現在は託されており「まだまだ力のある子がいる。6番争いに加われたら」とシード権確保へ自信をのぞかせた。

 
 

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