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関東中学大会:剣道女子団体で潮田が2年ぶり頂点

その他スポーツ | 神奈川新聞 | 2015年8月10日(月) 03:00

【剣道女子決勝】大将戦で優勝を決めた潮田の小熊(左)=小田原アリーナ
【剣道女子決勝】大将戦で優勝を決めた潮田の小熊(左)=小田原アリーナ

 関東中学大会は9日、各地で行われ、小田原市の小田原アリーナで開催された剣道は女子団体で潮田(横浜)が翔凜(千葉)を破って2年ぶり2度目の優勝を飾った。男子団体は戸塚(横浜)が準優勝した。

 ソフトボール男子は準決勝で敗れたチーム同士で行われる全国大会出場決定戦で、横須賀学院が所沢中央(埼玉)に14-5の五回コールドで大勝し、全国中学校大会の出場を決めた。

思い一つに有終の美


 全国切符は逃した。だが、「このままでは終われない」という思いがチームを一つにした。剣道女子団体は潮田が有終の美を飾った。

 決勝の翔凜(千葉)は練習試合でも互角の相手。先鋒(せんぽう)戦を制すものの次鋒戦で敗れ、2-1で迎えた大将戦も延長までもつれた。一進一退の攻防。しかし、キャプテン小熊の闘志は衰えていなかった。

 「最後なので打ち切って終わろうと思った」。一瞬の隙を逃さず繰り出した面が決まる。「一試合でも多くやろうと言ってきたけど、本当にうれしい」。仲間と抱き合う、その両目には涙があふれた。

 全国中学校大会(全中)の出場権が懸かった7月の県選抜大会は決勝で惜敗し、大舞台への望みは断たれた。それでも「これで終わりにはしたくない。何としても関東で優勝しようと一つになれたし、稽古も集中してできた」という。描いた頂点より少しだけ低いかもしれない。だが、仲間とともにつかんだ栄冠は何にも代えがたい宝物だ。

 一つになるのは女子だけではない。男子はベスト8で敗れたものの、連覇が懸かる全中への出場を決めている。「女子は3年生が頑張ってくれた。今度は男子。優勝を狙える準備はできている」と大塚陽介監督(39)。大望はまだ引き継がれる。優勝杯を手に、小熊は力強くほほ笑んだ。

 
 

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