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松永、無念リタイア 陸上日本選手権20キロ競歩

その他スポーツ | 神奈川新聞 | 2020年2月17日(月) 10:14

7キロ過ぎ、苦痛に顔をゆがめる松永=神戸市
7キロ過ぎ、苦痛に顔をゆがめる松永=神戸市

 東京五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権20キロ競歩は16日、神戸市六甲アイランド甲南大西側コースで行われ、女子は日本記録保持者の岡田久美子(ビックカメラ)が1時間29分56秒で6連覇を果たし、東京五輪代表に決まった。2大会連続の出場となる。

 岡田は序盤からレースを引っ張り、2位の河添香織(自衛隊)に3分19秒の大差をつける圧勝だった。

 男子は昨年の世界選手権覇者で既に五輪代表を決めていた山西利和(愛知製鋼)が積極的なレース運びを見せ、1時間17分36秒で初優勝を飾った。池田向希(東洋大)が1分31秒差の2位。

 6連覇を狙った高橋英輝(富士通)は歩型違反による罰則などもあって3位にとどまり、今大会で新たな五輪代表は決まらなかった。

 リオデジャネイロ五輪7位で横浜高出身の松永大介(富士通)は途中棄権した。

痛み再び、正念場

 スタートから7キロ、松永の顔が苦痛にゆがんだ。あえぐように給水ボトルを取り、懸命に右脚を踏み出す。だが、歩みは程なく止まった。

 
 

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