中学の陸上指導者向け講習会が8日、横浜市神奈川区の三ツ沢公園陸上競技場で開かれた。全国都道府県対抗駅伝などで県総監督を務める加藤智明氏(57)=金沢高教=が講師を務め、「積極的なコミュニケーションを図ることで生徒から信頼され、周りからも応援されるチームになる」とアドバイスを送った。
加藤氏は、時代と共に選手指導の在り方も大きく様変わりしたとし、「部活動の強化よりも自分の職場環境の充実が大事」と強調。生徒に対する言葉遣いや、部活動をサポートしてくれる同僚の教員ら関係者への気配りの大切さを説いた。
短距離や長距離、投てきなどに分かれ、個人種目の多い陸上部の運営について、「陸上競技にもワンチーム精神を」と種目間の垣根を越えたチームづくりの大切さも訴えた。