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神奈川6位、2年連続入賞 都道府県対抗女子駅伝

その他スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年1月15日(月) 02:00

神奈川の1区森田香からたすきを受け、走り出す2区佐藤=第1中継所
神奈川の1区森田香からたすきを受け、走り出す2区佐藤=第1中継所

 第36回全国都道府県対抗女子駅伝は14日、京都市の西京極陸上競技場発着の9区間、42・195キロで行われ、神奈川は2時間17分23秒の6位で、2年連続の入賞を果たした。

 神奈川は1区森田香(パナソニック)が、トップと2秒差の2位で好発進。4区出水田(立大)が5人を抜く区間2位の走りで8位に浮上すると、続く5区吉村(白鵬女子高)が区間賞の快走で3位まで押し上げた。

 終盤も6区リンズィー(金沢高)、7区大谷(荏田高)がそれぞれ区間7位、11位と粘り、アンカー堀(パナソニック)が2人抜くなど自力を見せた。


 兵庫が2時間15分28秒で、2連覇した2004年以来14年ぶり4度目の優勝を果たした。2連覇を狙った京都は1分13秒差の2位となり、さらに1秒差の3位に長崎が入った。昨年準優勝の岡山は4位だった。

底力発揮 昨年上回る


 失いかけた流れを引き戻すのは、容易ではない。だからこそ、チームの総合力を示して昨年を一つ上回る6位に食い込んだ価値あるレースだ。

 1区森田香は区間2位の好走を見せたが、2、3区で後退し13位に落ちていた。そこから4区出水田が「焦りはなかった」と、5人抜きで8位に上げると、区間賞を取った5区吉村が「オーバーペースでもいいから前へ」と、こちらも5人を抜く圧巻の快走で、チームに追い風を吹かせた。

 主将の森田香は言った。「(神奈川は)社会人が強いと言われていたが、今回は高校生の頑張りがあってこその入賞だった」

 それぞれ高校最後の大舞台となった6区リンズィー、7区大谷が入賞圏内で耐える。最後は日本選手権10000メートル5位の実力者、アンカー堀に任せるだけだった。

 目標設定タイムを7秒上回る2時間17分23秒でのフィニッシュに、安養寺俊隆監督(52)も「(順位を落としても)次走る区間が必ず挽回、フォローできた。後半は耐える流れだったが、全員がよく踏ん張った」とたたえた。

 京都入り後、食事時の席順を工夫するなどして、世代を超えてコミュニケーションを図ってきた。雰囲気づくりがチームワークを生んだ2年連続入賞に、「(入賞を)切らすことなく、来年、再来年も続けることが大事」と出水田。その先に再びの頂点が見えてくる。

吉村、区間賞に笑顔


 白鵬女子高2年の5区吉村が、13分4秒で区間賞を獲得。同高出身の4区出水田からたすきリレーすると、5人抜きの快走を見せ、「区間賞を取れて、素直にうれしい」と笑顔を見せた。

 出水田と6区リンズィーに挟まれ、「どちらも憧れの先輩方。走るのが楽しみだった」。一学年上の西山が補欠で走れなかったため、「先輩の分も」との思いだった。

井上が粘りの走り


 各チームがスピードランナーをそろえる3区(中学生区間)では井上が起用され、粘りの走りを見せた。

 なだらかな下り坂が特徴のコースとあって、京都入り前は川崎市中原区の自宅近くの坂を使って練習。区間27位ながら「とにかく粘って走ることを考えていた。緊張したけれど、たくさんの応援があって楽しかった」と振り返った。

メンタル的に負けた


 6区・リンズィー(金沢高) 抜かれてからメンタル的に負けたというか…。最後はもうちょっと笑って終わりたかった。

もっと上のレベルへ


 7区・大谷(荏田高) ずっと憧れだった大会。この経験を生かし、もっと上のレベルを目指したい。

 
 

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