リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレーで銀メダルを獲得したケンブリッジ飛鳥選手(26)が走り方を指南する教室が20日、不入斗公園陸上競技場(横須賀市不入斗町)で開かれた。一般財団法人「シティサポートよこすか」がスポーツの素晴らしさなどを伝える事業の第1弾として企画した。
市内で陸上競技クラブや部活動に所属する小中高生ら約360人が参加し、ケンブリッジ選手はそのうち約50人に直接指導した。ウオーミングアップやスタートダッシュのこつを実演したほか、参加者一人一人に助言。6チーム対抗の400メートルリレーでは、ケンブリッジ選手がアンカーを務めて盛り上げた。
トークショーでは、陸上短距離の魅力について「(100メートルを走る)10秒間にあれだけ集中することは他になく、タイムで成長を実感できる」と説明。「目標を毎日持ち、どう近づくか考え続けることが夢への近道」と呼び掛けた。
リレーでケンブリッジ選手と走った三浦学苑高校2年の男子(17)は「日本のトップと走れた経験を生かしたい」と意気込んでいた。