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全国高校駅伝、23日号砲
鎌倉学園・白鵬女子、師走の都大路を疾走

その他スポーツ | 神奈川新聞 | 2018年12月22日(土) 00:38

 男子第69回、女子第30回全国高校駅伝は23日、京都市の西京極陸上競技場発着コース(男子=7区間42.195キロ、女子=5区間21.0975キロ)で行われ、男子は各都道府県代表の47校、記念大会の女子は58校が王座を争う。神奈川からは男子は初出場の鎌倉学園、女子は2年連続12度目の白鵬女子が出場する。激戦の県大会を制し、憧れの舞台に挑む両チーム。それぞれの思いを秘め、師走の都大路を駆け抜ける。 

結束力高い精鋭集団
男子 鎌倉学園


 「まだ信じられないというか、夢のようと言ったら大げさかもしれませんが…」。11月の県大会。1区児玉の快走を皮切りに、後続に影を踏ませぬ走りで初優勝した鎌倉学園。過去13度も2位に泣き、全国行きを阻まれてきたOBたちの積年の思いも報われた。主将河崎はあの震えるような感動を、昨日のことのように覚えている。

 ただ、続く関東大会では18位にとどまり、2年力石は「浮かれ過ぎていたのかもしれない。逆にあの失敗で引き締まった」と県代表として個々がねじを巻き直した。


若い力で初の都大路に挑む鎌倉学園
若い力で初の都大路に挑む鎌倉学園

 部員は13人。校舎横の建長寺の敷地を抜けた山の中に、部員が日々練習に励む通称「第二グラウンド」がある。

 5000メートルの県高校記録を持つ2年児玉を筆頭に、中嶋、鈴木は一昨年の全国中学駅伝で領家中を準優勝に導いたメンバー。力石も松林中で駅伝とトラックで全国を経験している実力派集団だ。

 1、2年生中心のチームだが、同高で指導歴40年の保田進監督(63)が「40年の中で一番のキャプテン」と評す河崎と吉村の3年生が屋台骨として支えてきた。

 秋の新人大会地区予選。1、2年生全員がトラック種目に出場したため、大会運営を支える補助員を下級生の中から出せなかった。そこで河崎、吉村が後輩たちのために進んで務めた。「受験勉強もあるのに。あれを見て、今年は行けるんじゃないかと思った」と保田監督は振り返る。

 夢に見た大舞台。児玉が「絶対に負けないという気持ちで走る」と言えば吉村も「創部以来の都大路。OBの期待も一緒に背負って走りたい」。いざ鎌学の心意気を一丸となって見せ付ける。

■選手の力を引き出す
 鎌倉学園・保田進監督の話 OBたちが初出場を喜んでくれたことが一番うれしい。1区の児玉がうまく流れれば、力石もリズムに乗れる。ポテンシャルを持った選手の力をどう引き出すかだ。

■主将らしく貢献する
 鎌倉学園・河崎元紀主将の話 自分は3年間けがばかりだったが、チームは一人一人が自分で考えてやろうと変わった。後輩に助けられてばかりでいた。最後は主将らしくチームに貢献したい。

【監督】
 保田 進(63)
【コーチ】
 佐山 武(60)
【選手】
 児玉 真輝(2)(領 家)14分3秒21
 中嶋 亮翔(2)(領 家)14分51秒60
 力石  暁(2)(松 林)14分26秒98
 鈴木 祐太(1)(領 家)14分51秒22
 櫻井 悠人(2)(釜利谷)15分6秒10
 大木 啓矢(2)(宮前平)14分57秒13
 吉村 颯斗(3)(大 正)15分9秒11
 河崎 元紀【3】(久 木)15分9秒34
 石塚壮一郎(1)(久 木)15分23秒96
 岡田 祐太(2)(鎌倉学園)15分26秒54
【マネジャー】西來 英太(2)(南 郷)
(注)数字は学年、【】は主将、カッコ内は学年または出身中学。記録は5000メートルのベスト。

若い力で真っ向勝負
女子 白鵬女子


 前大会は3年生主体で臨んだ白鵬女子。今年は唯一の3年生かつ絶対的エースの吉村以外は下級生で構成され、フレッシュな顔触れで挑む。

 11月の県大会は、1区吉村が中継所手前でかわされ2位でたすきリレー。全国高校総体は2年連続で出場し、主将も2年続けて任される大黒柱のまさかの失速にアンカーの2年小谷は「焦りはあったけど、一人一人に全国に行きたいという気持ちがあった」という。同じく2年下里、松田や急成長する1年夏川が逆境を跳ね返し、全国切符をたぐり寄せた。


結束力を高め入賞を目指す白鵬女子
結束力を高め入賞を目指す白鵬女子

 沈着冷静で、常に周囲を見回すキャプテンの存在に「夏前までは全員が吉村先輩に頼り切っているイメージだった」と夏川は振り返る。しかし、実力主義の厳しい競争こそ名門たるゆえんだ。「先輩との差はあるけど、自分たちは超えていかなければならない」と小谷が口にするように、それぞれが考え方を改め、日々切磋琢磨(せっさたくま)してきた。

 もちろん「集大成」に位置付ける吉村もこのまま黙ってはいない。2年連続でエース区間、1区での起用が濃厚で「先輩方の中で、1区で一番速かったのが19分22秒(2011年、秋山桃子=ユニバーサルエンターテインメント)。そのタイムを超えたいし、白鵬の歴史に残る走りをしたい」と静かに闘志を燃やす。

 記念大会で出場枠が増え、強豪ひしめくハイレベルなレースが予想される。佐野純監督(60)は「よく『1区の流れ』といわれるが、2、3、4区の10キロをいかに我慢できるか。(1時間)9分台前半で来れば上出来」とみる。昨冬とひと味異なる、魅力あるチームに仕上げてきた。

■やっと5人そろった
 白鵬女子・佐野純監督の話 1区の吉村が大砲としていてくれることは大きい。2、3、4区の選手がいかに我慢できるか。1年の夏川が頑張っているので、やっと5人がそろった。

■みんな失うものない
 白鵬女子・吉村玲美主将の話 今年のチームは一人一人がしっかり自分の走りをして、それぞれ色がある。みんなチャレンジャーなので失うものはない。少なくとも入賞ラインには入りたい。

【監督】
 佐野 純(60)
【コーチ】
 出水田有紀(51)
【ランニングコーチ】
 岩間 一輝(28)
【チームドクター】
 木下 訓光(53)
【選手】
 吉村 玲美【3】(浜須賀)9分8秒
 小谷 真波(2)(松 浪)9分37秒
 下里 芽依(2)(初 声)9分37秒
 松田 梨里(2)(岩 崎)9分52秒
 夏川 茂子(1)(横須賀神明)9分45秒
 相澤 瑠香(2)(麻溝台)10分9秒
 中島 璃音(1)(浜須賀)9分59秒
 村田 楓佳(1)(樽 町)10分3秒
(注)数字は学年、【】は主将、カッコ内は年齢または出身中学。記録は3000メートルのベスト。

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