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神奈川スポーツ賞
2022年神奈川スポーツ賞 6人1団体決まる

その他スポーツ | 神奈川新聞 | 2022年10月26日(水) 05:40

 神奈川のスポーツの発展に功績があった個人や団体に贈られる「第71回神奈川スポーツ賞」(神奈川県、神奈川新聞社主催)が25日発表され、昨年の東京夏季五輪競泳男子200メートルバタフライ銀メダリストで、今年4月の日本選手権で3連覇を果たした本多灯さんら6人1団体が選ばれた。

 他の受賞者は、同五輪陸上男子110メートル障害代表で、6月の日本選手権を連覇した泉谷駿介さん、5月にあった聴覚障害者の国際総合大会「デフリンピック」自転車・マウンテンバイク女子クロスカントリーで2位の早瀬久美さんら。オリンピック賞は、2月の北京冬季五輪フィギュアスケート男子で銀メダル、団体で銅メダルに輝いた鍵山優真さんが選出された。

 贈呈式は「文化の日」の11月3日、神奈川文化賞とともに神奈川県民ホール(横浜市中区)で行われる。(下屋鋪 聡)

神奈川スポーツ賞の受賞者横顔

 第71回神奈川スポーツ賞を受賞した6人1団体のこれまでの歩みを紹介する。

国体5連覇の実力者

【レスリング】井上 智裕さん(35)

井上智裕さん

 レスリング男子グレコローマンスタイルの実力者。9月の国民体育大会で72キロ級を制し、神奈川県代表として4連覇、個人として5連覇を成した。母校の兵庫・育英高校で教員を務めていたが、退職して競技に専念。2016年リオデジャネイロ夏季五輪に出場を果たし、66キロ級で5位に入った。自国での五輪出場はかなわなかったが、社業を優先しながらも現役を続行、マットで若手を鼓舞する。


飛躍を狙うスイマー

【競泳】本多 灯さん(20)

本多灯さん

 昨年の東京夏季五輪競泳男子200メートルバタフライで銀メダルを獲得した世界的なトップスイマー。今年4月の日本選手権で3連覇を遂げ、6月の世界選手権でも銅メダルに輝いた。現所属先であるアリーナつきみ野スポーツクラブで鍛錬を重ね、ジュニア時代から国際舞台でも実績を残す。現在は日本大学の3年生。個人メドレーにも注力し、パリ夏季五輪でさらなる飛躍を狙う。


パリ目指す第一人者

【陸上】泉谷 駿介さん(22)

泉谷駿介さん

 6月に開催された陸上の日本選手権男子110メートル障害で、2年連続優勝を飾った日本の第一人者。横浜市緑区生まれで武相高校時代は八種競技で活躍し、2017年に全国高校総合体育大会(インターハイ)で同種目を制した。順天堂大学で110メートル障害での才能を開花させ、21年は東京夏季五輪に出場、準決勝に進んだ。日本記録を持つハードラーは現在、住友電工に所属。パリ夏季五輪を目指す。


高校日本一のホープ

【柔道】木原 慧登さん(17)

木原慧登さん

 柔道界で注目されている東海大相模高校2年のホープ。今年夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)男子73キロ級で連覇を飾り、20歳以下で争う9月の全日本ジュニア体重別選手権も制した。小学6年で日本一に輝き、出身の広島を離れて東海大相模中学校に進学。全国中学校体育大会も2年で頂点に立った。目標は五輪での金メダル。果敢に攻める正統派のスタイルを名門で磨き続けている。


勝負強さ戻った名門

【硬式野球】ENEOS野球部

ENEOS野球部

 社会人野球の名門。今年夏の都市対抗大会で9年ぶり、自チームが持つ大会最多記録を塗り替える12度目の優勝を飾った。決勝は前回王者の東京ガスに劣勢を強いられながらも、1イニング3本塁打の勝負強さを発揮し5─4で劇的な逆転勝ちを収めた。同大会では2016年から4年連続の予選落ちと苦しんでいたが、19年末に復帰した大久保秀昭監督が選手に意識改革を促し、再建に成功した。


若さ輝くスケーター

【フィギュアスケート】鍵山 優真さん(19)

鍵山優真さん

 初出場した2月の北京冬季五輪フィギュアスケート男子で銀メダルに輝いた。18歳でメダリストとなるのは個人種目では日本勢最年少。3月の世界選手権でも2年連続の2位に食い込んだ。冬季五輪に2度出場した父の正和さんから教えを受け、基本を大切にした美しいジャンプを武器にする。通信制の星槎国際高校横浜を今春卒業し、中京大学に入学。4年後の五輪金メダルを目指して汗を流す。

 
 

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