
ソフトボール日本代表主将として2度の五輪金メダルに輝き、今季限りで引退する山田恵里外野手(38)=デンソー、厚木商高出身=が2日、千葉県内で記者会見し、「21年間、本当にたくさんの思い出があるし、多くの方に成長させてもらった。ソフトボールは人生そのものだった」と語った。

冒頭では、共にソフトボール界をけん引してきた上野由岐子投手(ビックカメラ高崎)から花束贈呈があり、涙を流した。山田は「同じ時代を過ごすことができたのは財産であり、一番の宝物」と感謝した。
今後は競技普及や後進の指導に当たるといい、「選手としての役目はこれで終わり。お世話になった分、これからが恩返し。いろんな形で貢献したい」と話した。
感謝の気持ちでいっぱい
山田は引き締まった表情で現役生活を振り返った。
─シーズン途中で引退を決めた理由は。
打てている時はまだやれると思ったが、結果を出し続ける準備が体的にも気持ち的にも厳しくなった。
─競技生活の思い出は。
「ソフトボールは人生そのもの」五輪主将・山田が引退会見
引退会見するデンソーの山田=千葉県浦安市 [写真番号:1115276]
会見前に上野(左)から花束を受け取った山田=千葉県浦安市 [写真番号:1115275]
試合後、日本代表でともに戦ったビックカメラ高崎の上野(右)と写真撮影するデンソーの山田=浦安市運動公園 [写真番号:1115277]
引退セレモニーで花束を受け取り、観客の拍手に応えるデンソーの山田=浦安市運動公園 [写真番号:1115278]
セレモニー後、デンソーナインと写真に納まる山田(中央)=浦安市運動公園 [写真番号:1115280]
集合写真で笑顔の山田=浦安市運動公園 [写真番号:1115281]
スタンドの声援に応えるデンソーの山田=浦安市運動公園 [写真番号:1115283]
日本代表監督でビックカメラ高崎の宇津木部長(右)と握手を交わすデンソーの山田=浦安市運動公園 [写真番号:1115279]