
日本セーリング界に新風を吹き込んだ。6日までスペインで開催された29er級世界選手権で、女子の後藤凜子(南高3年)が市橋愛生(早稲田佐賀高3年)とのペアで日本勢初となる銀メダルをつかんだ。
葉山町在住で、若手の強化選手にも選ばれるなど頭角を現す後藤は「セーリングが普及していない日本から好成績を残せて満足。もっと結果を出して競技の知名度も上げたい」と先を見据えている。
世界選手権、巻き返して「銀」
史上最多の27カ国・地域から242チームが出場した世界最高峰の舞台。「明らかに艇数が多くて、日本では経験できない初めての環境だった」。
セーリング女子の新星、視線はロスへ 17歳・後藤の決意
29er級世界選手権で2位に入った後藤(右)、市橋組=スペイン・エルバリス(日本セーリング連盟提供) [写真番号:1108491]
日本勢初の快挙を成した後藤。6年後のロサンゼルス五輪へ飛躍を誓う=葉山町 [写真番号:1108492]