半世紀以上そびえた壁も、軽やかに跳び越えた。男子110メートル障害の泉谷駿介は13秒28の快走で予選突破。「わくわくがいっぱいで、楽しい」。無邪気な笑みとともに、前回の東京五輪以来57年ぶりの準決勝進出だ。
硬さとは無縁だ。レース前、カメラに向かってにこやかにVサイン。「やっと来たなってうれしくて」。うずうずとした気持ちを解放し、スタートから快走。9台目でハードルに足を掛けるも、余力を残しながらのセカンドベストだった。
感触は良好「まだ攻められる」
陸上男子110障害・泉谷が準決勝進出 日本勢57年ぶり
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【男子110メートル障害予選】4組2着で準決勝進出を決めた泉谷駿介=国立競技場(共同) [写真番号:751593]