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東京五輪
準決勝敗退も健闘・カヌー足立 地元相模原の後進に勇気

その他スポーツ | 神奈川新聞 | 2021年7月31日(土) 12:00

足立の背中を追い、地元・相模原の後輩たちも世界を夢見て研さんを積んでいる=相模原市緑区の道志川

 水源の森に活気が満ちる。

 カヌー・スラローム男子カヤックシングルで初の五輪に挑んだ足立和也(30)=ヤマネ鉄工建設、鵜野森中出身。準決勝敗退に終わったものの、地元相模原の後進たちに夢を与える健闘だった。

 神奈川県相模原市緑区三ケ木の道志川。五輪開幕を控えた6月、女子で東京都八王子市から通う小野沢嶺(12)は未来の姿に重ね合わせ、目を輝かせていた。「足立選手はスピードが速くてターンもうまい。ほかの人とは違うこぎを見せてほしい」

 津久井は足立の原点だ。相模川のほとりの幼稚園でカヌーに親しみ、後の基礎を築いた。

 「力は遠い存在だけど、身近に声を掛けてくれる。この子たちにとっては道しるべになっている」とは県カヌー協会の斎藤利久理事長(50)。ただ、もともと恵まれた練習環境があったわけではない。

練習コースを改善

 
 

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