
陸上の日本選手権で東京五輪代表に決まった8選手が28日、大阪市内で記者会見し、男子100メートルを制した多田修平(住友電工)は「決勝に残りたい気持ちが強い。結果を残せれば格好いいし、熱い気持ちもすごくある。しっかり走ってアピールできれば」と初の大舞台への抱負を語った。
29歳の山県亮太(セイコー)は3大会連続の五輪となる。9秒95の日本記録保持者も決勝進出を目標に掲げ「持てる力を100パーセント発揮できるように準備する」と決意を述べた。
男子110メートル障害で日本記録を塗り替えて勝った泉谷駿介(順大)は「しっかり海外の強い選手と戦っていけるように頑張る」。女子やり投げで初の五輪に臨む日本記録保持者の北口榛花(JAL)は、3投目までに好記録を出す必要性を口にして「それが実現できれば、メダルも夢じゃない」と笑顔で意気込んだ。
世界ランキングによる五輪の出場資格獲得者は7月1日に公表され、日本陸連は2日に残りの代表を発表する方針。
泉谷駿介、目指すはファイナル
110障害・泉谷「食らい付く」 陸上代表決定選手会見
陸上の東京五輪代表に決まり、ポーズをとる(左から)男子110メートル障害の泉谷駿介、女子やり投げの北口榛花、男子100メートルの多田修平と山県亮太、男子走り幅跳びの橋岡優輝=28日、大阪市内のホテル(代表撮影) [写真番号:678307]
五輪代表に決まり、新たな決意を語った泉谷(中央)=大阪市 [写真番号:678308]