両腕にありったけの力を込める。最後の一滴まで気力を振り絞る。
デッドヒートを繰り広げた女子400メートル自由形決勝の最終盤。ラスト15メートルで首位と入れ替わった小堀がゴール板に手を伸ばす。4分6秒34。五輪派遣標準記録突破を確信すると、水をたたいて喜びを爆発させた。
前半200メートルまでは2番手で力を温存。予定調和のごとく徐々にペースアップし、残り50メートルでトップギアへ。「前半は慌てず…
小堀、残り15メートルの逆転劇 「諦めかけた」代表入り
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【女子400メートル自由形決勝】4分6秒34の日本学生新をマークし、自身初の五輪代表権を獲得した小堀=東京アクアティクスセンター [写真番号:571501]